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ひふみよ 二零一零年 五月六月 
JUGEMテーマ:日記・一般

豪雨の福岡から一週間が経った。
しばらくぼーっとしてたけど、サッカーだのWiiだのに引っ張られて、もとの日常が戻ってきた。
でも、あれは幻ではなく、ほんとうにあったことなのだと書いておかないと。
では。若干冷静に(笑)私の覚書。総括。長い!

やはり初めて見た印象が強いので、出だしは神戸での記憶を元に。
ホールに入ると、何の装飾もない機材や楽器類のみのステージが見えた。流れてるのは、何やら中南米のムード漂う音楽。びっしりのお客さん。いくつか行った会場でも男性は3割くらいいたのだけど、神戸は特に男性が多く4割くらいいたかも。年齢層は圧倒的に30代がほとんどで、あとはその前後ってところ。

流れ続けていた異国の音楽が止み暗転。
あの時の空気は忘れない。うぉおお〜って地響きのような声とキャー!が混じり合い、指笛があちこちから吹きならされて、緊張と不安と期待と熱狂とで、ぐちゃぐちゃだった。
暗闇のなか「ひ!ふ!み!よ!」の掛け声と共にパーカッションとオルガンが鳴り響いた。

♪ 流れ星ビバップ ♪
そしてあの「声」が、あの「声」が聞こえてきた。
♪ 教会通りに〜きれいな月〜火花を散らす匂いとまぼろし〜 ♪
もうぎゃ〜〜〜!!って狂喜の声・声。
真っ暗闇の中、このハンドクラップありきの曲は演奏され歌われて、私たちは手をたたく。
そして突然のストップ。
ステージの真ん中の譜面台の上、オレンジ色の小さい灯りがともされた。よく見ようとするが彼の姿はわからず。興奮冷めやらぬ観客の歓声はなかなかおさまらず、しばらく待ってから、彼は静かに話しだした。あの頃の声と変わらず。

◇◇ 朗読 ◇◇
2003年のある夕方起こったNYの大停電のこと
その後、まる一晩電気が復旧しなかった夜
たまたま居合わせた見ず知らず同士が連携プレーの
ように協力しあって、少しでも居心地良くしようと助け合ったこと
誰かがラジオをかけていて
真っ暗闇の中で聞く音楽は甘く、くっきりはっきり聞こえたこと
真っ暗闇の中で聞く歌詞は意味がどっきりするほどわかったこと
不意に訪れた日常の中に現れた裂け目のようなあの時間を
きっと忘れることはない
そんなふうなお話
くっきりはっきりを表す比喩として「雪の平原の動物の足跡」
のようにと表したところが、ものすごく小沢くんっぽいと思った

再び、オレンジの灯りは消え、
♪ 流れ星ビバップ ♪ つづき
追体験。そう2003年に経験した、人々と共有した暗闇の中の音楽を、小沢くんは再現してみせてくれた。そしてそれは心浮きたつ解放感と歓喜を連れてきた。ひとことで言えばテンションガチ上がり。本当に小沢くん歌声とかき鳴らされる音楽は異様にはっきりと聴こえた。
私はひたすら何も見えない天井を見ながら、音楽に浸っていた。
そして、暗闇は会場中の人々をぐっとお互いに近付けた。

暗闇のまま

♪ 僕らが旅に出る理由 ♪
え?まだ暗いまま?(笑)
Aメロが過ぎて、最初のサビ♪ 遠くまで旅する恋人に〜あふれる幸せを祈るよ〜 ♪のところで、いきなりステージが真っ白な光に包まれた。一瞬目がくらんで何も見えない。数秒後、目が慣れてそこにいたのは、ひょろっと背が高くサラ髪でギターを抱えた小沢くんを真ん中に総勢11名のメンバー。ここ会場のテンションMAXね(笑)

どうやら今回のコンサートは、朗読のような読み物を挟むらしい。
13拍子のちょっと不思議な無国籍な感じの曲が演奏されて、またお話がはじまった

◇◇ 朗読 ◇◇
国境の話 想像力の話
日本人の男性にはメキシコ人によく似た顔のひとがいるとかなんとか
ひふみよと、数の数え方の話
日本数字の読みは数の意味と発音に関連性がある
ひ(1)の倍のふ(2)はハ行 み(3)の倍はむ(6)でマ行 よ(4)の倍はや(8)でヤ行
みたいに 数のグループと読みを合せていたりする
こういった数字の数え方をする文化のまま今に至ったら、まったく違った世界だったかも
想像は果てしない
そんな感じのお話

♪ 天使たちのシーン ♪
アレンジが変わっていて、サビのメロも変えていた。より解放感が増し、より抒情的に、より力強くなっていた。歌詞の爛好謄リー・ダン″を爐い舛腓κ駄據蹐畔儿后

♪  苺が染まる ♪
これは新曲。
ロシア民謡チックで、3拍子。ズンチャッチャ♪ ズンチャッチャ♪ みたいなリズム。
なんか苺を育てる歌みたい。♪ 苺が染まるとあなたは喜ぶ〜って歌ってたな。
なんだかNHKのみんなのうたにぴったりな感じ。かわいい絵柄じゃなくて、ちょっと暗めの絵で、かわいいんだけど、どこかコワイ感じ。結構お気に入り。
ニューメキシコで作った曲だとか。

♪  ローラースケート・パーク 〜 
東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディーブロー ♪

ローラースケート〜で東京恋愛専科を前後ではさむ構成。
♪ 歌いましょ!でみんなで片足あげ♪ がすごくかわいかった。
みごとに揃う ば〜ら〜ば〜♪ 無条件で上がりました。

♪ 練習 ♪ Lovelyの歌詞変更
「1時間後にやります。」ってなんじゃそりゃ?と思いつつ、小沢先生が歌詞変えるんだってことで、歌唱指導&練習です。小沢くん、昔からめちゃくちゃカツゼツいいから聞き間違いなんてありえないのだけど、何度も何度も説明。「聞き取れなかった人?」って手を上げさせるも誰もなし(笑)もしわからなかったら隣のひとに聞いて!って言ってましたが・・・。

なんとLoveyの根幹を成すと思われる 
♪ そ・れ・で Life is coming back 僕らを待つ ♪ってところを 
♪ そ・れ・で 感じたかった僕らを待つ ♪に変更。

もひとつ

♪ Lovely Lovely way , can’t you see the way ? it’s a ♪ を
♪ Lovely Lovely way 完璧な絵に似た ♪

に変更。これを練習しました。
正直 Life is coming back って歌いたかったよ〜〜とも思わないでもなかったけど、感じたかった僕らを待つってのも確かにそうなんで、それはそれでありかな〜。
そう、感じたかったんだ。今回、徹底的に日本語で行くつもりなのか。

◇◇ 朗読 ◇◇
世界のいろんな環境にいる友人たちのそれぞれが思う豊かさと幸せ
自分だけの自由な気持ちだとかについて
なるほど、どうやら小沢くんは、大金持ちから元気な貧乏人まで
いっぱい友達がいるらしいことがわかった
そして、世界の町の乗り物には、その地域の大衆音楽がつきもので
大音響と共に人々は移動してゆく。バスに乗って、車に乗って
歌ってる内容はどの国もほとんど同じ、あまり違わない
張り裂ける胸の痛みや、ひとを愛する喜びなど
そして最後に小沢くんは
「この国の大衆音楽の一部であることを誇りに思います ありがとう」
と、言った

♪  カローラ兇砲里辰董、
これが傑作。インド風ムード歌謡風アレンジのカローラ兇砲里辰董幣弌
バックのスクリーンには、インドだかカンボジアだかわからないけど、原色の色のちらちらする人を乗せる自転車の映像。 ♪ 行こう〜行こう〜 ってノスタルジックなアレンジもついていた。

♪  痛快ウキウキ通り ♪
無条件で上がる。プ・ラ・ダの靴が ウォー!も出来た(笑)
♪ 喜びを他の誰かとわかりあう!それだけがこの世の中を熱くする! ♪
を、噛みしめる。

♪ 天気読み ♪
ぴゅんぴゅんした音にアレンジされてた。かっこいい!
♪ 雨のよく降るこの星では 神様を待つこの場所では 木も草も眠れる夜が過ぎるから ♪ 
なんだか梅雨のコンサートにぴったりだった。

♪ 戦場のボーイズライフ ♪
ライトが真っ赤なのね。
印象的な赤。
昔やった時も確かライトが真っ赤だった。
昔、「新曲です」って言われて、はじめてコンサートでこの曲を聴いたとき、泣いたんですよね私。あの乱世のような95年にはドンピシャな曲だったと思う。
Aメロが好きなのでフルじゃなかったのが、やや残念。

♪ 強い気持ち強い愛 ♪
血管切れそうだ(笑) 高い(笑) みんなに歌わせる小沢くん

♪ 今夜はブギー・バック ♪
ミラーボールが下りてきた。
ラップ部分を客にまる投げする小沢くん(笑)あたりまえのように完コピする二千人のお客たち(笑)
いや楽しかった〜!みんなでよくなくなくなくなくなくな〜い?って(笑)
今回、渋谷NHKと京都、高松、福岡とスチャダラパーが飛び入り参加があった。
私はありがたいことに、みんなで歌うバーションとスチャダラバーションを体験できた。
そしてどっちもめちゃくちゃ楽しかった!スチャダラは一生見れないと思っていたものが見れたし、やっぱりブギバはこれよねえ〜〜!って噛みしめられた。みんなでラップバージョンも最高に楽しかった!本物の小沢くん相手の大カラオケ大会みたいなもんでしょ(笑)
♪ ここでしか見れない景色 ここでしか吸えない空気 ♪ だ。まったく。

◇◇ 朗読 ◇◇
日本人は安全が大好き!
なのに、自転車に乗るとどうやらアジア人のスイッチが入るらしい
欧米式の教育をされてるはずなのに
自転車に乗ると、命の危険と隣り合わせな運転を平気でする
心のどこかで「まあ死んでもしょうがないよね〜」って思ってるような
生死を神にゆだねるようなヒンズー教的な、シルクロード的な
アジアの感性は「混沌を恐れない」という言葉が印象的
実は全世界で見ると、そんな感性の方が多数なのでは?
というお話

♪ 夢が夢なら ♪
花火の映像と共に
ひふみよツアーの特徴は朗読。それも次に歌われる曲の前振りの内容になっている。

♪  麝香 ♪
アレンジがCDよりもかっこよかった。思えば、この頃から不思議であやしい曲調が増えたような気がする。


朗読の曲については不思議なダンスver.と手拍子ver.があった
手拍子のときは13拍だから、みんなどんなふうに手をたたいてもよくて
バンドメンバーもそれぞれが好きな調子で13拍をとっていた

◇◇ 朗読 ◇◇
笑いについて
小さな共同体相手の笑いと、世界マーケットの大味な笑いについて
「自分たちにしかわからないよね、この話」って時ほど人々は笑う
世界のお笑いでも、マイノリティーの人々の間でだけ受ける笑いと
ハリウッドの全世界の人々を相手にした笑いとは違う
排他的な部分もあるが、笑いは連帯感を作る
「すべてのひとにわかる」ものはつまらないものになってしまう
音楽も同じ

♪ シッカショ節 ♪
新曲
ほんとになんとか節にふさわしく、盆踊りも出来そう(笑)
日本風な歌詞、お稲荷さんとかお月さまとかお寺とか小僧さんとか出てくる
福岡では、最後に赤と白の提灯が降りてきて、
「え?これはもう一回やれって?」
といいながら、も〜う一回!ってやった。
スタッフが「ハーッ」「ヨッコイショ!」「シッカショ!」
とか合いの手を書いたボードを舞台袖から出したり引いたりしていた。
各地方ごとに、盆踊りでやって下さいって言ってた。
京都のとき、地元のおじさんたちに、そんな新しい曲は
ダメだとか言われたら、「え?これ宮城県のシッカショ節ですけど」
ご存知ですよね?」ってすっとぼけると大丈夫だからってアドバイスしてたけど
そもそもCDがないんだからやりようがないよね!って話(笑)
でも、その白の切り方が小沢くんらしいなと思った。

♪ さよならなんて云えないよ ♪ 
〜メンバー紹介〜
メンバー紹介をしながら、バックには小沢くんやメンバーたちのこのツアーのための練習の初顔合わせのときのモノクロ映像が。久しぶりの再会を抱き合ったり握手したりして喜んでいて、すごく温かい映像だった。声はないんだけど、顔としぐさ見てるだけで、どんな話してるかわかる。
スカパラフォーンの3人と会ったとき、
「おー小沢くんまったく変わらないねえ〜相変わらず細いねえ〜でも、俺らもハラも出てないし、なかなかのものでしょう?」って会話だったと思う、絶対(笑)
福岡では、日本おめでとうの意味でかスカパラ、ナーゴがブブゼラを吹いた。いい音(笑)
今回のツアーではこの曲にお決まりのBlack or whiteの前奏はなしだったのだけど、6月25日がマイケル命日だったからか小暮さんが例のギターリフをメンバー紹介部分で披露。私内で、ぐっとテンションが上がった一瞬。

♪  ドアをノックするのは誰だ ♪
ドアノックダンスできた〜!やっぱり楽し〜♪
ものすごい運動量。

♪  ある光 ♪
ワンフレーズのみの独唱 若干手に汗握る感じ(笑)

♪  時間軸を曲げて ♪
新曲。
アラブ風?中近東?の砂漠の国のイメージ。
蛇つかいがどうの煙草をくゆらせてどうのって歌詞だった。
不思議〜な曲。「僕」ではなく「我」。
♪ ありがとうという言葉で失われしものに誓うよ ♪って歌ってた。
謎すぎて、全歌詞を知りたすぎる!完全に文語調の歌詞。

♪ Lovely ♪
そ・れ・で!感じたかった僕らを待つ〜!
完ぺきな絵に似た!
長いから(笑)楽しく疲れる(笑)でも、最高潮

♪ 流星ビバップ ♪
メンバーがひとり去りふたり去り 最後に小沢くんひとりが残り暗転。



〜アンコール〜

♪  いちょう並木のセレナーデ ♪
これは会場の男性ががんばってたね。もともとCDもライブ録音みたいになっていて、ところどころ冷やかしのつっこみが入る曲だから、お決まりの場所でひゅ〜ひゅ〜って男の子の声がして、小沢くんが、それに向かって親指立てて返事したりして。でも、ひふみよツアーで一番泣ける曲。
♪ アイム・レディ・フォー・ザ・ブルー ♪ が ♪ わかってきてる ♪ に変更

♪ 愛し愛されて生きるのさ ♪
それでは、感じたかった僕らをまつもう一曲の歌ですと紹介。
途中の「家族や友人たちと〜」のセリフ部分が2度もあった。
異様に会場が沸いていた。みんなあそこ好きだねえ(笑)
バックコーラスの ♪ I’ve got to get into the groove ♪が
♪ われら時をゆく ♪ に変更
この曲の時の小沢くんの横揺れが
マツケンがデトロイトメタルシティーで、ぶんぶん横揺れに揺れて
ギターかき鳴らしてたのと二重写しに(笑)

♪ 苺が染まる ♪
福岡最終公演で、最後にと新曲をもう一度。
やっぱりみんなの歌っぽい(笑)

今回のひふみよの肝は暗闇の中の音楽と朗読だったかな。
もし、かつてのヒット曲だけだったら嬉しいけど残念だった。けど90年代のヒット曲たちもそのほとんどが、何かしらのアレンジをかけられ、2010年の曲になっていた。朗読も、私はそもそも小沢くんの「声」が好きなので、嬉しい。マニアックだが、特に「ナ行」が好き。この10年の間に小沢くんは何をしててどんなことを思ったのか、教えてくれた。このコンレポで私が書いたまとめはその内容の簡単なニュアンスのみで、小沢くんが書いて読んだ文章とは違う。今もファンの間で是非復刻を!との声も多いオリーブ連載のエッセイの再来のような、繰り返し読みたいような、独特の言い回しと言葉選びが続いた。そしてどこかが必ずかわいい。10年の旅の思い出があるんだから、もっともっと聴いてみたいなあと思った。焚火の前でスナフキンの不思議な旅話を聞くムーミンみたいに。

この前も書いたけど、演奏をしてくれるのはこれ以上ないほどの贅沢なメンバー。前奏の、間奏の、ラッパ隊に、また完璧なタイミングで鳴るパーカッションに、いちいちグっときた。沁みた。それにみんな最高に楽しそうだった。暗闇の中の演奏をこなされた端と端に分かれたキーボードとパーカッションの沖さんと及川さんは凄かったなあ。

小沢くんの曲たちは、当時も思ったけど今改めて聴くと、長い人生の間ほんのときたま顔を見せる神々しいほどの刹那の輝きと、それをすぐ手放さなければならない切なさに満ち溢れている。年齢を重ねるほどに、その輝きと価値は増すように思う。どんなに幸福な時間も時と共に後ろに押し流されていく。だけど私たちはただ、またステキなこともきっとあるさと少しばかり希望を持ちつつ、上がったり落ちたりしながらジタバタと日常生活をたくましく送って行くんだってことだな(笑)
本当に生きてて良かったと思うコンサートをありがとう。
次があるのかないのかわからないけれど、小沢くんと同じ時代に生まれて生きれて嬉しいわ。
気長に待ってま〜す(笑)


ひふみよツアーメンバー

小沢健二(Vo,G)
中西康晴(key)
中村キタロー(B)
小暮晋也(G)
真城めぐみ(Cho)
NARGO(Tp)
北原雅彦(Tb)
GAMO(Sax)
沖祐市(key)
及川浩志(Per)
白根佳尚(Dr)
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